2012年07月20日
金沢のお盆といえば.... ~きりこ
お盆の時期が近づいていますが、金沢ではこの時期独特の光景があります。
●金沢・野田山墓地の鈴木大拙氏の墓石
今ごろですと、各墓石の前に骨組みが組まれています。これで何をするのかというと.......
「きりこ」と呼ばれる提燈を掲げるのようです。この「きりこ」、金沢独自の風習のようです。
●スーパーのきりこ売り場
これからお盆の金沢を彩ってくれることでしょう!
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●金沢・野田山墓地の鈴木大拙氏の墓石
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2012年07月18日
金沢から旅順をおもう ~石川県戦没者墓苑
大乗寺があるのが、加賀前田家の墓所がある「野田山」!
この野田山は山一帯が墓所となっており、現在でも市営墓地として多くの方々が葬られています。
その中でも、大きな区画を有しているのが、旧陸軍墓地である「石川県戦没者墓苑」です。
●陸軍軍人の墓地
戦前、金沢といえば陸軍第9師団があった場所。この陸軍第9師団がその名を轟かせたのが、日露戦争での「旅順包囲戦」です。
●ロシア人墓地
大連にいたころ足繁く通った旅順ですが、日本国内でゆかりのあるものに出会えると感慨深いものがあります。
●巨大な忠魂碑
●日露戦争の慰霊碑
私も中国にいたころは、戦前の日本人にかかわる場所はできるだけ訪れるようにしていましたが、日本国内にもこれだけの場所があるのだと思いました。ぜひ戦前の日本に興味がある方にはおすすめです。
●日清戦争の慰霊碑
●上海事変の慰霊碑
●満州事変の慰霊碑
●満蒙開拓者の慰霊碑
ここにある慰霊碑は、主に中国方面でのものが多いようです。大陸や満州で戦前の日本人が経験してきた苦悩と希望を思い、
合掌
●参拝の際は、クマにご注意!
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この野田山は山一帯が墓所となっており、現在でも市営墓地として多くの方々が葬られています。
その中でも、大きな区画を有しているのが、旧陸軍墓地である「石川県戦没者墓苑」です。
●陸軍軍人の墓地
戦前、金沢といえば陸軍第9師団があった場所。この陸軍第9師団がその名を轟かせたのが、日露戦争での「旅順包囲戦」です。
●ロシア人墓地
大連にいたころ足繁く通った旅順ですが、日本国内でゆかりのあるものに出会えると感慨深いものがあります。
●巨大な忠魂碑
●日露戦争の慰霊碑
私も中国にいたころは、戦前の日本人にかかわる場所はできるだけ訪れるようにしていましたが、日本国内にもこれだけの場所があるのだと思いました。ぜひ戦前の日本に興味がある方にはおすすめです。
●日清戦争の慰霊碑
●上海事変の慰霊碑
●満州事変の慰霊碑
●満蒙開拓者の慰霊碑
ここにある慰霊碑は、主に中国方面でのものが多いようです。大陸や満州で戦前の日本人が経験してきた苦悩と希望を思い、
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2012年07月17日
永平寺はライバル? ~金沢・大乗寺
坐禅会の後、元駒沢女子大学学長で現・大乗寺山主である東隆眞住職の法話があります。
●月舟宗胡和尚の書「大乗護国禅寺」
仏教、曹洞宗の話はさておき、最も東住職の言葉で印象的だったのは、
”曹洞宗は、特定の開祖や経典を信仰する権教ではなく、釈迦牟尼のみを信仰の対象とする実教である”
ということでしょうか。ちなみに曹洞宗が釈迦牟尼のみを、という話は事実といえば事実です。例えば、真言宗では墓石に「南無大師遍照金剛」、浄土宗・浄土真宗では「南無阿弥陀仏」とよく彫りますが、曹洞宗は「南無釈迦牟尼佛」と記します。
そういう意味では、曹洞宗は大乗仏教ですが上座部仏教とも通じるところが.....と思っていたら、東住職から釈迦牟尼のことを述べられるのに、本来は上座部仏教の経典「法句経」が出典として用いられていたことに驚き!
曹洞宗は「只管打坐」に象徴されるように、ある意味純粋な信仰の追及を特徴としてきたわけですから、合点はいきます。その真意を知るためには、道元禅師の「正法眼蔵」を読まなくてはならないかもしれません。
また東住職のお言葉からは、大本山・永平寺へのライバル意識がみてとれました。この大乗寺はもともと、永平寺において保守派・改革派の内部争いで追われた改革派の徹通義介が開山した寺院です。ちなみに義介の弟子で、ともに永平寺を去った瑩山紹瑾が開いたのが、永平寺とともに2大派閥を形成している総持寺(横浜)です。
また大乗寺からは、「曹洞宗中興の祖」月舟宗胡や卍山道白を輩出してきました。そんなプライドもみてとれました。ぜひこれからも”改革派”曹洞宗を展開してほしいと思います。
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●月舟宗胡和尚の書「大乗護国禅寺」
仏教、曹洞宗の話はさておき、最も東住職の言葉で印象的だったのは、
”曹洞宗は、特定の開祖や経典を信仰する権教ではなく、釈迦牟尼のみを信仰の対象とする実教である”
ということでしょうか。ちなみに曹洞宗が釈迦牟尼のみを、という話は事実といえば事実です。例えば、真言宗では墓石に「南無大師遍照金剛」、浄土宗・浄土真宗では「南無阿弥陀仏」とよく彫りますが、曹洞宗は「南無釈迦牟尼佛」と記します。
そういう意味では、曹洞宗は大乗仏教ですが上座部仏教とも通じるところが.....と思っていたら、東住職から釈迦牟尼のことを述べられるのに、本来は上座部仏教の経典「法句経」が出典として用いられていたことに驚き!
曹洞宗は「只管打坐」に象徴されるように、ある意味純粋な信仰の追及を特徴としてきたわけですから、合点はいきます。その真意を知るためには、道元禅師の「正法眼蔵」を読まなくてはならないかもしれません。
また東住職のお言葉からは、大本山・永平寺へのライバル意識がみてとれました。この大乗寺はもともと、永平寺において保守派・改革派の内部争いで追われた改革派の徹通義介が開山した寺院です。ちなみに義介の弟子で、ともに永平寺を去った瑩山紹瑾が開いたのが、永平寺とともに2大派閥を形成している総持寺(横浜)です。
また大乗寺からは、「曹洞宗中興の祖」月舟宗胡や卍山道白を輩出してきました。そんなプライドもみてとれました。ぜひこれからも”改革派”曹洞宗を展開してほしいと思います。
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