2012年08月
2012年08月29日
パフォーマンスも必見!
「越後妻有アートトリエンナーレ2012」の続きです。
この芸術祭では絵画・彫刻・インスタレーションのほかにも、パフォーマンスももちろん観ることができます。
●ニブロール「see/saw」、サンプル「キオク REVERSIBLE」のチラシ
今回はちょうど「ニブロール」と「サンプル」のパフォーマンスを鑑賞することができました。
●ニブロールの前座は、地元のこども達による震災体験談の朗読
真夏の野外展示を鑑賞するのは苦行といいましたが、この2つも野外と廃校の体育館というたまらない場所での公演でした。特にニブロールの公演は、小雨の降る中、レインコートを着て(傘は使用禁止)、砂利にゴザを敷いた客席で虫と格闘しながら、しかも公演中に移動をしなければならないという、この上ない環境下での鑑賞となりました。鑑賞というより参加かもしれません。
●ニブロール公演会場の様子
サンプルの公演も、廃校になった小学校の体育館にゴザを敷いての鑑賞でした(イス席もあり)。もちろん冷房なんてありません。
●サンプル公演会場の旧小学校(廃校)
それでも両公演ともなかなかの来場者がいたわけですから、もの好きは世間に大変多いようです(私も含めて)。
●サンプル公演会場の様子
これまた公演中に移動を伴うという、劇場では味わえない実験的な内容には興味を惹かれました。
●公演のラストは野外から!
純粋にダンスや演劇を楽しみたいという方には不満の残る内容であったかもしれません。しかし現地の住民の方々をいかに作品制作に関わらせていく、そしてその地にある建物や自然を作品にいかに取り込んでいくかという「アートと地域」の問題を、作者の側が苦心した作品であることが垣間見ることができたことは有意義であったと思います。
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この芸術祭では絵画・彫刻・インスタレーションのほかにも、パフォーマンスももちろん観ることができます。
●ニブロール「see/saw」、サンプル「キオク REVERSIBLE」のチラシ
今回はちょうど「ニブロール」と「サンプル」のパフォーマンスを鑑賞することができました。
●ニブロールの前座は、地元のこども達による震災体験談の朗読
真夏の野外展示を鑑賞するのは苦行といいましたが、この2つも野外と廃校の体育館というたまらない場所での公演でした。特にニブロールの公演は、小雨の降る中、レインコートを着て(傘は使用禁止)、砂利にゴザを敷いた客席で虫と格闘しながら、しかも公演中に移動をしなければならないという、この上ない環境下での鑑賞となりました。鑑賞というより参加かもしれません。
●ニブロール公演会場の様子
サンプルの公演も、廃校になった小学校の体育館にゴザを敷いての鑑賞でした(イス席もあり)。もちろん冷房なんてありません。
●サンプル公演会場の旧小学校(廃校)
それでも両公演ともなかなかの来場者がいたわけですから、もの好きは世間に大変多いようです(私も含めて)。
●サンプル公演会場の様子
これまた公演中に移動を伴うという、劇場では味わえない実験的な内容には興味を惹かれました。
●公演のラストは野外から!
純粋にダンスや演劇を楽しみたいという方には不満の残る内容であったかもしれません。しかし現地の住民の方々をいかに作品制作に関わらせていく、そしてその地にある建物や自然を作品にいかに取り込んでいくかという「アートと地域」の問題を、作者の側が苦心した作品であることが垣間見ることができたことは有意義であったと思います。
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2012年08月27日
3年に1度のアートの祭典!
3年に1度開催される国際的な現代アートの祭典「越後妻有アートトリエンナーレ2012」へ行ってきました。
妻有地域(新潟県十日町市・津南町)の広大な土地のここかしこに野外展示された作品を、この真夏に鑑賞して行くことは、まさに苦行です!暑さ、移動、虫、そして時には悪天候、三重苦、四重苦のアート鑑賞です。本当にたまらないですね。
「こんなに苦労して行ったのだから、くだらなかったら作品をぶち壊してやる」くらいの気持ちでするアート鑑賞が楽しくなくては、アート好きを自称することはできないできません。私も、普段冷房の効いた美術館でする鑑賞では、働かないような神経を使って鑑賞ができたと思います。
またアーティストの方々も自分勝手な創作ではなく、この妻有の土地に関わることをテーマにしたり、地元の方々と何らかの形でコミュニケートしたりと面白い試みが多かったと感じました。もちろんそこには、制作過程に外部の人、素人を関わらせる危うさをはらんでいるわけですが。
それでも「極限」に挑戦するアートが私は好きです!ただ今回は観る方も極限でした。
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「こんなに苦労して行ったのだから、くだらなかったら作品をぶち壊してやる」くらいの気持ちでするアート鑑賞が楽しくなくては、アート好きを自称することはできないできません。私も、普段冷房の効いた美術館でする鑑賞では、働かないような神経を使って鑑賞ができたと思います。
またアーティストの方々も自分勝手な創作ではなく、この妻有の土地に関わることをテーマにしたり、地元の方々と何らかの形でコミュニケートしたりと面白い試みが多かったと感じました。もちろんそこには、制作過程に外部の人、素人を関わらせる危うさをはらんでいるわけですが。
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2012年08月23日
中国絵画の世界的コレクション ~大阪市美術館
大阪市美術館にて、「橋本コレクション 中国絵画」展が開催中です。
●大阪市美術館
橋本コレクションは、実業家にして中国絵画コレクターの橋本末吉氏の800点以上に及ぶ個人コレクションで、現在東京の渋谷区立松濤美術館に委託されているため、氏の地元大阪では初の展覧会であるそうです。
●張大千「水殿清風図」
明清から近代にわたるこの中国絵画のコレクションは、呉昌碩を中心として主要な分野や作家を網羅した、とても個人のコレクションとは思えない充実した内容でした。当地中国でこれほどのコレクションのある美術館・博物館は私は観たことがありません(多分.....)。
これを観ると、特に近現代の中国絵画の評価において日本人が果たした役割の大きさを感じます。
大変有意義な展覧会だったと思います。文化事業は厳しい現状に直面しているわけですが、大阪市立美術館において、強硬な姿勢の市長に負けず、今後共このような展覧会を開催していただきたいと切に願います。
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●張大千「水殿清風図」
明清から近代にわたるこの中国絵画のコレクションは、呉昌碩を中心として主要な分野や作家を網羅した、とても個人のコレクションとは思えない充実した内容でした。当地中国でこれほどのコレクションのある美術館・博物館は私は観たことがありません(多分.....)。
これを観ると、特に近現代の中国絵画の評価において日本人が果たした役割の大きさを感じます。
大変有意義な展覧会だったと思います。文化事業は厳しい現状に直面しているわけですが、大阪市立美術館において、強硬な姿勢の市長に負けず、今後共このような展覧会を開催していただきたいと切に願います。
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2012年08月19日
美の巨匠を訪ねて ~十代目大樋長左衛門
金沢の大樋美術館にて、十代目大樋長左衛門氏のお話を拝聴してきました。
●十代・大樋長左衛門
大樋長左衛門氏は御年84歳ということですが、口もお体もお元気そのもので大変ユーモアに富んだお話を聞くことができました。創作意欲もまだまだ衰えることはないようです。
●大樋美術館
大樋焼は、金沢を代表する茶陶であり、もともと京都の楽焼が分派した陶器ではありますが、飴色をした釉薬を特徴として異彩を放つ存在です。
●大樋焼にお菓子!
この日は、初代からの作品を多く拝見させていただきました。しかし茶器はやはりよくわからない、それが正直な感想です。その独特な価値観が世界から注目されてきたわけですが、時に難解な美意識でもあります。私もまだまだのようですね。
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●大樋美術館
大樋焼は、金沢を代表する茶陶であり、もともと京都の楽焼が分派した陶器ではありますが、飴色をした釉薬を特徴として異彩を放つ存在です。
●大樋焼にお菓子!
この日は、初代からの作品を多く拝見させていただきました。しかし茶器はやはりよくわからない、それが正直な感想です。その独特な価値観が世界から注目されてきたわけですが、時に難解な美意識でもあります。私もまだまだのようですね。
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2012年08月18日
阿含宗盂蘭盆会万燈先祖供養
京都市山科に本山をもつ仏教系新宗教「阿含宗」が開催した万燈会に参加してきました。私は信者ではありませんが.......
●総本殿・釈迦山大菩提寺
普段はタクシーか車でしか行けない山中の本山に、この日だけは臨時バスが運行。
●万燈会
全国の信者から寄せられた多くの万燈が夜、灯りを点されると大変壮観でした。
●桐山靖雄・「阿含宗」管長(中央)
法要も厳かなものでしたが、桐山管長が御姿を現すと堂前にいた方々が一斉に集合し、管長の読経・儀礼に見入っていました。さすがは一代にして巨大教団を築き上げた方だけあります!
何はともあれ、ご先祖の供養と縁あって私と関わりのあった皆様のご多幸を祈念し、合掌!
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●総本殿・釈迦山大菩提寺
普段はタクシーか車でしか行けない山中の本山に、この日だけは臨時バスが運行。
●万燈会
全国の信者から寄せられた多くの万燈が夜、灯りを点されると大変壮観でした。
●桐山靖雄・「阿含宗」管長(中央)
法要も厳かなものでしたが、桐山管長が御姿を現すと堂前にいた方々が一斉に集合し、管長の読経・儀礼に見入っていました。さすがは一代にして巨大教団を築き上げた方だけあります!
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