住民説明会
2013年02月02日
高岡市が震災がれき本格受け入れ表明!
昨日、高橋・高岡市長が震災がれきの本格受け入れを正式に表明いたしました。
全市民対象の説明会からわずか1週間での表明となりました。試験焼却からまだ半月での決断となります。また、これは先に試験焼却を実施した県内の富山地区、新川地区にも先んじた受け入れ表明となります。
会見で高橋市長は、早ければ今年度内での受け入れ開始を目指すとしており、受け入れ量は当初の3000トンから1900トンほどになるとのことです。
正直、このスピード表明にはいささか霹靂しています。都合の悪いことはとっととやってしまって、今年7月に予定されている市長選挙への影響を最小限に食い止めたい意図があるように勘ぐってしまいます。
今回の震災がれきの受け入れに関しては、「市民の理解を得たうえで」ということが前提とされています。今回の一連のがれき受け入れの市側の対応を見ていると、どのようにしてこのことを判断したのか、疑問も抱きます。
現状として、「市民の理解」を示す方法は、7月の市長選挙で示す他ないように思います。もちろん現職は、表だって選挙の争点とすることはしないでしょうが.....。
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全市民対象の説明会からわずか1週間での表明となりました。試験焼却からまだ半月での決断となります。また、これは先に試験焼却を実施した県内の富山地区、新川地区にも先んじた受け入れ表明となります。
会見で高橋市長は、早ければ今年度内での受け入れ開始を目指すとしており、受け入れ量は当初の3000トンから1900トンほどになるとのことです。
正直、このスピード表明にはいささか霹靂しています。都合の悪いことはとっととやってしまって、今年7月に予定されている市長選挙への影響を最小限に食い止めたい意図があるように勘ぐってしまいます。
今回の震災がれきの受け入れに関しては、「市民の理解を得たうえで」ということが前提とされています。今回の一連のがれき受け入れの市側の対応を見ていると、どのようにしてこのことを判断したのか、疑問も抱きます。
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2013年01月26日
震災廃棄物の広域処理に関する説明会!
高岡文化ホールにて、高岡市主催で「震災廃棄物の広域処理に関する説明会」が開催されました。
●会場前
これは、昨年12月15、16日に行われた、いわゆる震災がれきの試験焼却の結果に関する説明・報告会であり、当日は高岡市長をはじめ高岡市環境サービス課の職員や富山県からも担当者が出席していました。
●開会前のステージ
ある程度予想はしていましたが、当日の会場は物々しい雰囲気で、会場前でチラシを配布する市民団体の方と職員の方とが言い争いをする場面もありました。説明会自体も案の定紛糾!
説明会には、多くの本焼却反対を訴える方が(予想通り)出席されていて、途中罵声が飛び交う一種異様なものでした。罵声の対象は、主に高岡市長に対するものでした。まあ強く反対でもしている人でなければ、このような説明会には参加しないようにも思います。
最終的には、約40分間の質疑応答を含め1時間半(+α)で予定通り終了。言うまでもなく、反対派はこれで納得するわけもなく、市長をはじめとする登壇者に詰め寄るも、会場から逃げるように退却されて会場は物家のから。
とにもかくにも、人口17万人の高岡市で説明会の予定はなんとこの1回きり!しかも定員120名で市民の理解っていうのは無理でしょう。また当日出席していた反対派の方には高岡市外からの方も多いようで、一般市民のこの話題に対する関心の低さも認識できた気がします。
いずれにせよ、高岡市のこの気まずい態度は市民として見逃すわけにはいかないと思います。私は反対派の方が言うような試験焼却や広域処理の問題が正しいかどうかはわかりませんが、広域処理が本当に震災復興に役立つものなら高岡市はもっと胸を張って宣言すべきでしょう。このような何か後ろめたいものがあるような態度では到底納得はできません。
改めて本焼却の実施前に、各地区での説明実施を希望したいと思います!
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これは、昨年12月15、16日に行われた、いわゆる震災がれきの試験焼却の結果に関する説明・報告会であり、当日は高岡市長をはじめ高岡市環境サービス課の職員や富山県からも担当者が出席していました。
●開会前のステージ
ある程度予想はしていましたが、当日の会場は物々しい雰囲気で、会場前でチラシを配布する市民団体の方と職員の方とが言い争いをする場面もありました。説明会自体も案の定紛糾!
説明会には、多くの本焼却反対を訴える方が(予想通り)出席されていて、途中罵声が飛び交う一種異様なものでした。罵声の対象は、主に高岡市長に対するものでした。まあ強く反対でもしている人でなければ、このような説明会には参加しないようにも思います。
最終的には、約40分間の質疑応答を含め1時間半(+α)で予定通り終了。言うまでもなく、反対派はこれで納得するわけもなく、市長をはじめとする登壇者に詰め寄るも、会場から逃げるように退却されて会場は物家のから。
とにもかくにも、人口17万人の高岡市で説明会の予定はなんとこの1回きり!しかも定員120名で市民の理解っていうのは無理でしょう。また当日出席していた反対派の方には高岡市外からの方も多いようで、一般市民のこの話題に対する関心の低さも認識できた気がします。
いずれにせよ、高岡市のこの気まずい態度は市民として見逃すわけにはいかないと思います。私は反対派の方が言うような試験焼却や広域処理の問題が正しいかどうかはわかりませんが、広域処理が本当に震災復興に役立つものなら高岡市はもっと胸を張って宣言すべきでしょう。このような何か後ろめたいものがあるような態度では到底納得はできません。
改めて本焼却の実施前に、各地区での説明実施を希望したいと思います!
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2012年09月15日
がれき問題勉強会 in 富山
富山県民会館にて開催された震災がれき問題を考える勉強会に参加してきました。
●田尻県議
今回は、田尻しげる・富山県議(社民党所属)が講師となり、富山県議会の生々しいやりとりを拝聴することができました。小会派所属ゆえに(県議会全定数40で社民党は3)、踏み込んだところまで知り得ることはできないようではありましたが、県議会を傍聴する機会のない私には貴重なお話でした。
●内容は、U-Steamでも配信
現在、県議会において震災がれき受け入れ反対を正式に表明しているのは、社民党のみということですが、徐々に反対勢力も広がりつつあるような感じのようです。多少ほっとしました。
さすがは、「庶民の味方」社民党!(?)。富山県は、社民党副党首である又市征司・参議院議員の地元。ぜひ頑張ってもらいたいところです。
●関東からの避難者の訴え
とりあえず、この震災がれき受け入れに関する富山県や各市町村の対応には不満があります。住民説明会も非公開にしたりと何かやましいことでもあるのか、と言いたいものです。
なぜここまでして震災がれきを受け入れたいのか、正直まだわかりません。それを知るための情報が出てくるまで、このような運動を続けて、情報公開を求めていくことが重要だと改めて認識しました。
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●内容は、U-Steamでも配信
現在、県議会において震災がれき受け入れ反対を正式に表明しているのは、社民党のみということですが、徐々に反対勢力も広がりつつあるような感じのようです。多少ほっとしました。
さすがは、「庶民の味方」社民党!(?)。富山県は、社民党副党首である又市征司・参議院議員の地元。ぜひ頑張ってもらいたいところです。
●関東からの避難者の訴え
とりあえず、この震災がれき受け入れに関する富山県や各市町村の対応には不満があります。住民説明会も非公開にしたりと何かやましいことでもあるのか、と言いたいものです。
なぜここまでして震災がれきを受け入れたいのか、正直まだわかりません。それを知るための情報が出てくるまで、このような運動を続けて、情報公開を求めていくことが重要だと改めて認識しました。
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2012年04月29日
石井知事とのタウンミーティング
先日、高岡商工ホールで開催された石井知事とのタウンミーティングに参加してきました。
●門前に石井知事の乗る公用車(レクサス)
タウンミーティグでは、今後の富山県政における総合計画「新・元気とやま創造計画」なるものが知事から示されたわけですが…
やはり県政において、今一番の課題は東日本大震災のがれき(災害廃棄物)受け入れ!ただ、がれき受け入れの現状は、驚くほど進んでいません。富山県が受け入れを表明しているのが、岩手県のもので先日覚書を交換したようなのですが、これからがまだ道のりが長い。
「今後の方向」として、
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タウンミーティグでは、今後の富山県政における総合計画「新・元気とやま創造計画」なるものが知事から示されたわけですが…
やはり県政において、今一番の課題は東日本大震災のがれき(災害廃棄物)受け入れ!ただ、がれき受け入れの現状は、驚くほど進んでいません。富山県が受け入れを表明しているのが、岩手県のもので先日覚書を交換したようなのですが、これからがまだ道のりが長い。
「今後の方向」として、
「地域住民への説明」⇒「試験焼却等による安全性の確認」⇒「受入・処理方法の検討・決定」⇒「岩手県との委託契約等の締結」
正直な感想は、いつになったら受け入れられるのか、と思わざるを得ませんでした。災害復興の第一歩は、がれきの撤去に他なりません。一刻も早いがれき受け入れがなされるべきであるのに、これではまだ何年もの歳月が必要ではないでしょうか。
「同じ日本人として」というフレーズで推進されているがれき受け入れ。災害復興のために他地域の住民の多少の犠牲も、なんて言うつもりはないのですが、まだ県内には受け入れに慎重な意見を言う住民も少なくはないようです。
ぜひ行政もできるだけの力を注いで、1日も早いがれき受け入れを実現してもらいたいと願わずにはいられません。
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2012年04月16日
改めて原発を考える 〜広河隆一氏講演会
金沢東別院(浄土真宗大谷派)で開催された原発問題に関する講演会に参加。「暴走する原発」を題し、ジャーナリストの広河隆一氏の講演でした。
広河氏は、長らくチェルノブイリ原発事故に関して現地取材をされてきて、多くの受賞歴もあるほど、その実績は広く認知されています。そんな広河氏はもちろん今回の福島第一原発の事故についても精力的に取材をされていて、チェルノブイリとの比較には、とても説得力がありました。
私も、今回の福島第一原発の事故については、チェルノブイリを教訓にできず、原子力の推進を暗黙の内に認めてしまっていたことを深く反省すべきだと感じています。特に、チェルノブイリの情報隠蔽に実は日本人科学者が少なからず関わっていたことは、驚きでした(具体的に挙がったのは、故・重松逸造氏、長瀧重信氏、山下俊一氏)。昨日も述べましたが、長期的目標としては原発はなくしていくとして、問題は当面の対策です。放射能汚染は…電力需給は…。
例えば先日の枝野大臣と西川・福井県知事の会談で、西川知事は返答を保留したとのことです。大阪、京都、滋賀が即座に反対を表明した中、正直意外な反応でした。結局、いろいろな意味で原発を必要としている人が少なくない現実を伺い知れたと思います。
政府の言う「国民の一定の理解」をどうやって得るのか。もちろん県民の意思を知りたければ、即座に県知事選挙か住民投票でもやればいいのですが、政府がやりたいことは住民の意思を知りたいのではなく、「一定の理解」を得ることです。実はこうしたプロセスは日本では定着しているとは言い難いものです。
いまだに住民説明会やらタウンミーティングは、日本ではまだ形式的なものでしかなく、真に意見形成のプロセスにはなっていません。もちろんこうした意見形成には、時間も労力も必要です。ぜひこの機会を好機として、再稼働ありきではなく、住民と政府が話し合いのもと意見形成がなされる(日本で初めて)ことを願いたいと思います。
●講演内容とは関係ありませんが、会場で気になった言葉
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広河氏は、長らくチェルノブイリ原発事故に関して現地取材をされてきて、多くの受賞歴もあるほど、その実績は広く認知されています。そんな広河氏はもちろん今回の福島第一原発の事故についても精力的に取材をされていて、チェルノブイリとの比較には、とても説得力がありました。
私も、今回の福島第一原発の事故については、チェルノブイリを教訓にできず、原子力の推進を暗黙の内に認めてしまっていたことを深く反省すべきだと感じています。特に、チェルノブイリの情報隠蔽に実は日本人科学者が少なからず関わっていたことは、驚きでした(具体的に挙がったのは、故・重松逸造氏、長瀧重信氏、山下俊一氏)。昨日も述べましたが、長期的目標としては原発はなくしていくとして、問題は当面の対策です。放射能汚染は…電力需給は…。
例えば先日の枝野大臣と西川・福井県知事の会談で、西川知事は返答を保留したとのことです。大阪、京都、滋賀が即座に反対を表明した中、正直意外な反応でした。結局、いろいろな意味で原発を必要としている人が少なくない現実を伺い知れたと思います。
政府の言う「国民の一定の理解」をどうやって得るのか。もちろん県民の意思を知りたければ、即座に県知事選挙か住民投票でもやればいいのですが、政府がやりたいことは住民の意思を知りたいのではなく、「一定の理解」を得ることです。実はこうしたプロセスは日本では定着しているとは言い難いものです。
いまだに住民説明会やらタウンミーティングは、日本ではまだ形式的なものでしかなく、真に意見形成のプロセスにはなっていません。もちろんこうした意見形成には、時間も労力も必要です。ぜひこの機会を好機として、再稼働ありきではなく、住民と政府が話し合いのもと意見形成がなされる(日本で初めて)ことを願いたいと思います。
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