原発
2013年03月11日
原発再稼働の地から被災地へ ~福井・東日本大震災追悼会
今日で東日本大震災から2年。被災地の一つである私の故郷・茨城で追悼を行いたいところですが、それ以外なら、やはり原発が唯一再稼働された福井しかないと思い、福井県内で行われた追悼行事に参加させていただきました。
●会場の金剛院(福井県越前市)
今回実施された「東日本大震災三回忌追悼会」は、″TERRAねっと福井”という県内の各宗派の僧侶によるグループで、今回の企画も曹洞宗(会場の金剛院は曹洞宗寺院)、真宗大谷派に立正佼成会等と超党派により実施されました。また導師は、宮城県出身で、元曹洞宗管長の板橋興宗・禅師が務められました。
●追悼会の導師、板橋興宗師(元曹洞宗管長)
富山にも被災地から避難されてきた方が多くいますが、ここ福井にも相当いらっしゃるようでした。当日は地元の方々を中心に本堂にあふれんばかりの方が来られていました。もう少し大きな会場でもよかったと思うのですが....。
●追悼会の様子(1)
私にとって、2年前の震災は何か喪失感を感じるものでした。私の故郷茨城も被災したわけですが、当時私は中国におり、震災はネットやメール等を通じて知りえたものであり、実体験ではまったくありませんでした。そのため、日本が全国的に震災を通じて「絆」と叫んでいる様子をみて、何か自分は疎外感さえ感じることもありました。そんな日本人としての喪失感でした。
●追悼会の様子(2)
祈ってばかりいて何になる、被災地復興のためで何らかの活動をすべき、との声もあるでしょう。震災がれきや被災者受け入れ等々、震災により派生した問題は被災地だけではないと思います。私は、縁あって今いる、この北陸で何らかの活動をしていきたいと思っています。
最後に、震災により犠牲になられた方への追悼、そして被災地の一日も早い復興を祈念しつつ、合掌。
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●会場の金剛院(福井県越前市)
今回実施された「東日本大震災三回忌追悼会」は、″TERRAねっと福井”という県内の各宗派の僧侶によるグループで、今回の企画も曹洞宗(会場の金剛院は曹洞宗寺院)、真宗大谷派に立正佼成会等と超党派により実施されました。また導師は、宮城県出身で、元曹洞宗管長の板橋興宗・禅師が務められました。
●追悼会の導師、板橋興宗師(元曹洞宗管長)
富山にも被災地から避難されてきた方が多くいますが、ここ福井にも相当いらっしゃるようでした。当日は地元の方々を中心に本堂にあふれんばかりの方が来られていました。もう少し大きな会場でもよかったと思うのですが....。
●追悼会の様子(1)
私にとって、2年前の震災は何か喪失感を感じるものでした。私の故郷茨城も被災したわけですが、当時私は中国におり、震災はネットやメール等を通じて知りえたものであり、実体験ではまったくありませんでした。そのため、日本が全国的に震災を通じて「絆」と叫んでいる様子をみて、何か自分は疎外感さえ感じることもありました。そんな日本人としての喪失感でした。
●追悼会の様子(2)
祈ってばかりいて何になる、被災地復興のためで何らかの活動をすべき、との声もあるでしょう。震災がれきや被災者受け入れ等々、震災により派生した問題は被災地だけではないと思います。私は、縁あって今いる、この北陸で何らかの活動をしていきたいと思っています。
最後に、震災により犠牲になられた方への追悼、そして被災地の一日も早い復興を祈念しつつ、合掌。
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2013年02月02日
高岡市が震災がれき本格受け入れ表明!
昨日、高橋・高岡市長が震災がれきの本格受け入れを正式に表明いたしました。
全市民対象の説明会からわずか1週間での表明となりました。試験焼却からまだ半月での決断となります。また、これは先に試験焼却を実施した県内の富山地区、新川地区にも先んじた受け入れ表明となります。
会見で高橋市長は、早ければ今年度内での受け入れ開始を目指すとしており、受け入れ量は当初の3000トンから1900トンほどになるとのことです。
正直、このスピード表明にはいささか霹靂しています。都合の悪いことはとっととやってしまって、今年7月に予定されている市長選挙への影響を最小限に食い止めたい意図があるように勘ぐってしまいます。
今回の震災がれきの受け入れに関しては、「市民の理解を得たうえで」ということが前提とされています。今回の一連のがれき受け入れの市側の対応を見ていると、どのようにしてこのことを判断したのか、疑問も抱きます。
現状として、「市民の理解」を示す方法は、7月の市長選挙で示す他ないように思います。もちろん現職は、表だって選挙の争点とすることはしないでしょうが.....。
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会見で高橋市長は、早ければ今年度内での受け入れ開始を目指すとしており、受け入れ量は当初の3000トンから1900トンほどになるとのことです。
正直、このスピード表明にはいささか霹靂しています。都合の悪いことはとっととやってしまって、今年7月に予定されている市長選挙への影響を最小限に食い止めたい意図があるように勘ぐってしまいます。
今回の震災がれきの受け入れに関しては、「市民の理解を得たうえで」ということが前提とされています。今回の一連のがれき受け入れの市側の対応を見ていると、どのようにしてこのことを判断したのか、疑問も抱きます。
現状として、「市民の理解」を示す方法は、7月の市長選挙で示す他ないように思います。もちろん現職は、表だって選挙の争点とすることはしないでしょうが.....。
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2013年01月26日
震災廃棄物の広域処理に関する説明会!
高岡文化ホールにて、高岡市主催で「震災廃棄物の広域処理に関する説明会」が開催されました。
●会場前
これは、昨年12月15、16日に行われた、いわゆる震災がれきの試験焼却の結果に関する説明・報告会であり、当日は高岡市長をはじめ高岡市環境サービス課の職員や富山県からも担当者が出席していました。
●開会前のステージ
ある程度予想はしていましたが、当日の会場は物々しい雰囲気で、会場前でチラシを配布する市民団体の方と職員の方とが言い争いをする場面もありました。説明会自体も案の定紛糾!
説明会には、多くの本焼却反対を訴える方が(予想通り)出席されていて、途中罵声が飛び交う一種異様なものでした。罵声の対象は、主に高岡市長に対するものでした。まあ強く反対でもしている人でなければ、このような説明会には参加しないようにも思います。
最終的には、約40分間の質疑応答を含め1時間半(+α)で予定通り終了。言うまでもなく、反対派はこれで納得するわけもなく、市長をはじめとする登壇者に詰め寄るも、会場から逃げるように退却されて会場は物家のから。
とにもかくにも、人口17万人の高岡市で説明会の予定はなんとこの1回きり!しかも定員120名で市民の理解っていうのは無理でしょう。また当日出席していた反対派の方には高岡市外からの方も多いようで、一般市民のこの話題に対する関心の低さも認識できた気がします。
いずれにせよ、高岡市のこの気まずい態度は市民として見逃すわけにはいかないと思います。私は反対派の方が言うような試験焼却や広域処理の問題が正しいかどうかはわかりませんが、広域処理が本当に震災復興に役立つものなら高岡市はもっと胸を張って宣言すべきでしょう。このような何か後ろめたいものがあるような態度では到底納得はできません。
改めて本焼却の実施前に、各地区での説明実施を希望したいと思います!
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●開会前のステージ
ある程度予想はしていましたが、当日の会場は物々しい雰囲気で、会場前でチラシを配布する市民団体の方と職員の方とが言い争いをする場面もありました。説明会自体も案の定紛糾!
説明会には、多くの本焼却反対を訴える方が(予想通り)出席されていて、途中罵声が飛び交う一種異様なものでした。罵声の対象は、主に高岡市長に対するものでした。まあ強く反対でもしている人でなければ、このような説明会には参加しないようにも思います。
最終的には、約40分間の質疑応答を含め1時間半(+α)で予定通り終了。言うまでもなく、反対派はこれで納得するわけもなく、市長をはじめとする登壇者に詰め寄るも、会場から逃げるように退却されて会場は物家のから。
とにもかくにも、人口17万人の高岡市で説明会の予定はなんとこの1回きり!しかも定員120名で市民の理解っていうのは無理でしょう。また当日出席していた反対派の方には高岡市外からの方も多いようで、一般市民のこの話題に対する関心の低さも認識できた気がします。
いずれにせよ、高岡市のこの気まずい態度は市民として見逃すわけにはいかないと思います。私は反対派の方が言うような試験焼却や広域処理の問題が正しいかどうかはわかりませんが、広域処理が本当に震災復興に役立つものなら高岡市はもっと胸を張って宣言すべきでしょう。このような何か後ろめたいものがあるような態度では到底納得はできません。
改めて本焼却の実施前に、各地区での説明実施を希望したいと思います!
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2012年11月20日
3年前のマニフェストは何だったのか? 〜政策進捗報告会を終えて
今回の政策進捗報告会において、ピックアップされた選挙公約は以下のものでした。
●細野豪志・政調会長はビデオ出演
・子ども手当(検証結果:一部実施)
・高校無償化(実現)
・農業戸別所得保証(実現)
・暫定税率廃止(未実現)
・高速道路無料化(凍結)
・財源確保(未実現)
・その他に、社会保障と税の一体改革(消費税増税)に関する説明も
これらの検証自体については、大筋で合意できるものでしょう。これらの検証が今回の選挙のマニフェストに反映されるのはわかりませんが、結局のところ、経済状況の変化と東日本大震災を理由にこれ以上の発展は見込めそうに…、マニフェストを楽しみにしましょう。
私なりの前回マニフェストの検証をしてみると、これは個人的な感想ですが、農業戸別所得保証が出来て、暫定税率廃止が出来ないのか、と思っています。まあ子ども手当と高速道路無料化は財源面で不可能だと思っていましたし、財源確保はどう考えても…。ただ主要な公約の中で暫定税率廃止は最もハードルの低いものと考えていただけに、現状には多少呆れてもいます。
最後に、蓮舫議員がおっしゃったことで一番驚いたことは、野田総理はまだTPP交渉参加を正式に表明はしていない、という発言です。それが事実なら報道が事実誤認をしているということになるのではないでしょうか。真実は、野田総理のみ知るところでしょうが、改めて政治家の生の声を聞くことが重要だということなのでしょう。
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・子ども手当(検証結果:一部実施)
・高校無償化(実現)
・農業戸別所得保証(実現)
・暫定税率廃止(未実現)
・高速道路無料化(凍結)
・財源確保(未実現)
・その他に、社会保障と税の一体改革(消費税増税)に関する説明も
これらの検証自体については、大筋で合意できるものでしょう。これらの検証が今回の選挙のマニフェストに反映されるのはわかりませんが、結局のところ、経済状況の変化と東日本大震災を理由にこれ以上の発展は見込めそうに…、マニフェストを楽しみにしましょう。
私なりの前回マニフェストの検証をしてみると、これは個人的な感想ですが、農業戸別所得保証が出来て、暫定税率廃止が出来ないのか、と思っています。まあ子ども手当と高速道路無料化は財源面で不可能だと思っていましたし、財源確保はどう考えても…。ただ主要な公約の中で暫定税率廃止は最もハードルの低いものと考えていただけに、現状には多少呆れてもいます。
最後に、蓮舫議員がおっしゃったことで一番驚いたことは、野田総理はまだTPP交渉参加を正式に表明はしていない、という発言です。それが事実なら報道が事実誤認をしているということになるのではないでしょうか。真実は、野田総理のみ知るところでしょうが、改めて政治家の生の声を聞くことが重要だということなのでしょう。
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2012年11月19日
民主党政策進捗報告会 in 金沢
金沢日航ホテルにて、「民主党政策進捗報告会」に参加してきました。
●登壇議員は蓮舫・参議院議員
報道では、「公開謝罪」とか「身内激励会」とか手厳しいことも言われているようでしたが、正直な感想は参加してよかったと思っています。自民党政権下では聞いたこともない試みであることは間違えなさそうですので、その点は評価できると思います。報告会自体も一般参加者と党員・サポーターを区別しており、内容も偏ったものではなかったと思います。それに、民主党嫌いという人がこんな場には来ないでしょうから。
●司会進行は、古本伸一郎・政策調査会副会長
3年半の総選挙の民主党マニフェストについては、「平成25年度で16.8兆円」の財源確保なんて、あの時点で無理とわかっていたと思います。まあ、それを信じたのは国民の皆様ですから、それなりに実現性の根拠が有ったのでしょう。私は知りませんが…。それでも、マニフェスト不実行を謝罪するなんて自民党政権ではあり得なかったことですから、評価するかどうかは皆様次第でしょう。
●一川保夫・参議院議員ら石川県内の議員もほぼ集結!
私なりの評価をさせていただきますと、評価できる点としては、自民党政権下では出来なかったことが出来た点はよかったと思います。事業仕分けが際たるものでしょう。期待外れであった点としては、官僚との関係性を築くことができなかった点でしょう。その代表例が外交です。沖縄の米軍基地移転や中韓との関係悪化は、これまで交渉に当たってきた官僚と大臣を含めた担当議員がうまくコミュニケーションをとれず、暗黙の了解事項を無視してしまった結果と言えるでしょう。また天下りや特殊法人もあまり減らすことが出来ていないのが現状です。
蓮舫議員の真摯な受け答えには大変好感がもてましたが、果たして他の参加者の方々の心に響いたでしょうか。1ヶ月後の投票用紙に何と書くかは、もちろんマニフェストを見て決めますよ。
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●登壇議員は蓮舫・参議院議員
報道では、「公開謝罪」とか「身内激励会」とか手厳しいことも言われているようでしたが、正直な感想は参加してよかったと思っています。自民党政権下では聞いたこともない試みであることは間違えなさそうですので、その点は評価できると思います。報告会自体も一般参加者と党員・サポーターを区別しており、内容も偏ったものではなかったと思います。それに、民主党嫌いという人がこんな場には来ないでしょうから。
●司会進行は、古本伸一郎・政策調査会副会長
3年半の総選挙の民主党マニフェストについては、「平成25年度で16.8兆円」の財源確保なんて、あの時点で無理とわかっていたと思います。まあ、それを信じたのは国民の皆様ですから、それなりに実現性の根拠が有ったのでしょう。私は知りませんが…。それでも、マニフェスト不実行を謝罪するなんて自民党政権ではあり得なかったことですから、評価するかどうかは皆様次第でしょう。
●一川保夫・参議院議員ら石川県内の議員もほぼ集結!
私なりの評価をさせていただきますと、評価できる点としては、自民党政権下では出来なかったことが出来た点はよかったと思います。事業仕分けが際たるものでしょう。期待外れであった点としては、官僚との関係性を築くことができなかった点でしょう。その代表例が外交です。沖縄の米軍基地移転や中韓との関係悪化は、これまで交渉に当たってきた官僚と大臣を含めた担当議員がうまくコミュニケーションをとれず、暗黙の了解事項を無視してしまった結果と言えるでしょう。また天下りや特殊法人もあまり減らすことが出来ていないのが現状です。
蓮舫議員の真摯な受け答えには大変好感がもてましたが、果たして他の参加者の方々の心に響いたでしょうか。1ヶ月後の投票用紙に何と書くかは、もちろんマニフェストを見て決めますよ。
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